マミッシュの勝手に英語教本(UNOFFICIAL)

英語学習の恥は掻き捨て。英文科卒、留学、社会人生活、その他人生油余曲折の後、現在は英国人夫と子どもと英国暮らし。日常に溢れている英語表現、忘れていたちょっとした文法ポイントなどなど、英語にまつわるお話を気ままに綴っています。

え?これは英語ですか?【ロンドンの訛り】

私が初めてイギリスで暮らしたのはかれこれ14-5年前のことです。大学卒業後にロンドンへ留学したときです。大学は英文科(専攻:英語学)を出て、学校もそれなりにちゃんと勉強するところだったので卒論も英語で書きましたし、英語を読んだり書いたりには抵抗がなかったのですが、話すのは、全くもって自信がありませんでした。たしか留学前に留学斡旋会社が主催する英会話に少し通っていたのですが、飛行機の中とか、ホームステイ先での挨拶とか、道の尋ね方とか、いわゆる「ザ・教科書」的な定型会話だったんですよね。それは、けっこういけるんですよ。だからあまり意味があったとは思いません。当時から思ってはいなかったけども、無料だったので(笑)。

今でも覚えてます、あの時の衝撃。現地ではまず最初の3ヵ月、語学学校に通っていたのですが、英語が話せない留学生で溢れているので、みんなレベルが同じくらいなんですよね。それはそれで楽しかった!だが、その頃ロンドン育ちの現地人の友人と初めて会話を交わしたとき、ものすごい衝撃を受けました。

「は?今の何語?英語?」

今まで日本で耳にしていた英語と違うじゃーん!違いすぎて別の言語みたいじゃーん!

と、思ったわけです。その友人は、ロンドン人なので、いわゆるコックニーという、ロンドン訛りだったんですね。

今はイギリスの南部に住んでいるので、周りにコックニーを話す人はいませんが、ニュースとかテレビで耳にすると、当時の衝撃を懐かしく思い出します。私の英会話習得の原点というか。

ちなみに、今でこそ慣れて私も話す・聞くのはイギリス英語なんですが(って、たぶんイギリス人からしたら、私の発音なんて日本人だよって言われるでしょうが)、アメリカの発音をこの地で出すと、かな~り、目立ちますね。

久しく受けてないので不明ですが、TOEICもたしか、いろんな土地の英語が聞き取れるか的なリスニングテストが導入されたんでしたっけ?されてないんでしたっけ?(←情報があいまいすぎる)でも、これすごいいいと思います。日本で英語といったら、アメリカ英語がメインになってますが、世界に出たらどこに住むかで変わりますし、多様性を受け入れる意味でもいいのでは?と個人的には思います。

イギリスとアメリカの件で言えば、パソコンのワードとかでもスペルチェックをするときに、米語だと×で英語だと〇とか、その逆もしかり、アクセントや発音に限らず使われる単語やスペルも違っていたりしますしね。

英語を話せるようになりたいと思っている方は、可能であれば、様々な地域、バックグラウンドから来たネイティブの人と話す機会を持ってみてください!